旧帝志望受験生の日常

難関国立理系志望の浪人生です。普段の生活、勉強内容、模試の結果などをさらしていきます。

<影響力の武器>を読んでみたらマインドが別人になった

 

この本を読んで印象に残ったことは二つあります。 

 一つ目は、返報性の原理についての話です。ある女性が自分に誕生日のプレゼントをくれたら、その人の誕生日を覚えておいてプレゼントをするべきです。この返報性のルールがあるために、親切や贈り物、招待などを受けると、そうした恩恵を与えてくれた人に対して将来お返しをせずにはいられない気持ちになるのです。私はこの返報性の原理を知る前と後で考え方が変わりました。例えば飲食店でお通しが出てきたときに、なぜかたくさん注文をしてしまったときに返報性の原理をその場で実感することができました。 

 二つ目は一貫性についての話です。一貫性とは、ひとたび決定を下したり、ある立場を取ると、自分の内からも外からも、一貫した行動をとるように圧力がかかります。そのような圧力によって、私たちは自分の決断を正当化しながら行動するようになります。このとき私は、宗教にも同じことが言えることに気が付きました。不可能なことをできると信じてやり続ける宗教団体の人達も、自分を正当化したほうが楽で変化を嫌うから、続けられるのだと理解できました。自分の今の現状を分析して一貫性にとらわれていることがないか探していきたいと思いました。 

 返報性の原理は商売をするときにとても便利だということが分かったので、社会でこの力が意図的に使われている場面などを普段から見つけていきたいと思いました。